山口茜(バトミントン)バナナ嫌いの天才少女
今回は2018年4月に男女通じて日本バドミントン界史上初の世界ランキング1位になった山口茜(やまぐちあかね)さんについてご紹介します。
山口茜(Yamaguchi Akane)
生年月日 1997年6月6日
出身校 勝山市立平泉寺小学校ー勝山南部中学校ー勝山高校
所属 勝山南部ジュニアー勝山チャマッシュー再春館製薬所
身長 156センチ
家族構成 父、母、兄、兄
嫌いな食べ物 バナナ
山口さんは幼きころからバナナが嫌いで、小学校の時に、10年後の自分に手紙を書く催しがあるのですが、最近その手紙が届いたそうで、その手紙は10年後の私はバナナは食べれるようになってますかという内容だったそうです。
ちなみに今も食べれないそうです。
競技をはじめたきっかけ
山口さんは、2人の兄の影響で3歳のころからバドミントンを始めました。最初の頃は、シャトルがラケットにあたらずよく涙を流したそうです。
小学校の頃は男子中学生を相手に、中学校の頃には、部活動と2つのクラブチームに加入し、男子高校生を相手に練習をしていたそうです。
勝山市はかつて国体の会場となったことがきっかけでバドミントンが盛んな土地であり、実業団を引退した選手がコーチとなり小学校から高校まで指導してくれる環境にあるそうで、高校時代には、左利きやパワーヒッター、トリッキーなスタイルなど様々なコーチから技を盗み強くなっていきました。
競技成績
小学校の頃には頭角を現し、全国小学生ABCバドミントン大会では、小学3年生で一度だけ準優勝になるがそれ以外の5回は全て優勝し、高校生の時には、世界ジュニアを2連覇、インターハイでシングルス初の3連覇を達成し、五輪、世界選手権に次ぐ格付けのスーパーシリーズで16歳3ヶ月という史上最年少で優勝をし、2018年4月にシングルス日本選手史上初の世界ランキング1位になる。
2004年 全国小学生ABCバドミントン大会 優勝
2005年 全国小学生ABCバドミントン大会 優勝
2005年 全国小学生バドミントン選手権大会 小学4年生以下の部 5位
2006年 全国小学生ABCバドミントン大会 準優勝
2006年 全国小学生バドミントン選手権大会 小学4年生以下の部 優勝
2007年 全国小学生ABCバドミントン大会 優勝
2007年 全国小学生バドミントン選手権大会 小学4年生以下の部 優勝
2008年 全国小学生ABCバドミントン大会 優勝
2008年 全国小学生バドミントン選手権大会 小学5年生以下の部 優勝
2009年 全国小学生ABCバドミントン大会 優勝
2009年 全国小学生バドミントン選手権大会 小学6年生以下の部 優勝
2010年 全国中学校バドミントン大会 ベスト16
2010年 全日本ジュニア選手権大会 ジュニア新人女子 優勝
2011年 全国中学校バドミントン大会 ベスト8
2011年 全日本ジュニアバドミントン選手権大会 高校生以下の部 ベスト4
2012年 アジアユースU19バドミントン選手権大会 団体戦 優勝
シングルス ベスト4
2012年 全国中学校バドミントン大会 優勝
2012年 全日本ジュニアバドミントン選手権大会 高校生以下の部 準優勝
2013年 大阪インターナショナルチャレンジ 準優勝
2013年 ニュージーランドオープン 準優勝
2013年 全国高等学校総合体育大会 優勝
2013年 全日本ジュニア 準優勝
2013年 ヨネックスジャパンオープン 優勝
2013年 世界ジュニア 優勝
2013年 全日本総合バドミントン選手権 ベスト4
2014年 全国高等学校選抜バドミントン大会 優勝
2014年 全国高等学校総合体育大会 優勝
2014年 世界ジュニア 優勝
2014年 ユースオリンピック 準優勝
2014年 全日本総合バドミントン選手権 優勝
2014年 フランスオープン ベスト8
2014年 中国オープン 準優勝
2014年 香港オープン ベスト8
2015年 全国高等学校総合体育大会 優勝
ダブルス 準優勝
団体戦 3位
2015年 ヨネックスジャパンオープン ベスト4
2015年 韓国オープン 3位
2015年 全日本総合バドミントン選手権 3位
2016年 リオオリンピック ベスト8
2016年 韓国オープン 優勝
2016年 デンマークオープン 優勝
2016年 全日本総合バドミントン選手権 準優勝
2017年 ドイツオープン 優勝
2017年 全英オープン 3位
2017年 インドオープン 3位
2017年 オーストラリアオープン 準優勝
2017年 アジア選手権 準優勝
2017年 韓国オープン 3位
2017年 デンマークオープン 準優勝
2017年 フランスオープン 準優勝
2017年 中国オープン 優勝
2017年 全日本総合バドミントン選手権 優勝
2017年 スーパーシリーズファイナル 優勝
2018年 ドイツオープン 優勝
2018年 全英オープン 準優勝
2018年 世界選手権 ベスト4
2018年 中国オープン 4位
2018年 フランスオープン 優勝
2018年 全日本総合バドミントン選手権 優勝
2018年 スーパーシリーズファイナル ベスト4
2019年 ドイツオープン 優勝
2019年 全英オープン ベスト4
オリンピックメダル予報 銅メダル
金メダル 10%
銀メダル 10%
銅メダル 15%
山口さんのメダル予想は銅メダルにしました。正直に申し上げますと、女子バドミントンシングルスのメダル予想はオリンピック種目の中で1、2を争うくらい難しいです。絶対女王がいなく、大会によって優勝者が毎年違います。実力というより、調子の良い選手が金メダルを獲るといった感じです。
ただ、山口さんはリオ五輪後に明らかに力をつけてきており、2018年には2週間ながら世界ランキング1位を獲得していますし、これまで国際大会で6戦全敗であった奥原選手にも勝ち越せるようになってきています。
エピソード1
初めて覚えた言葉はまんま
山口さんは、Twitterで個人情報を多く開示しており、赤ちゃんの頃の成長と行動の記録では初めて覚えた言葉は生後8ヶ月で『まんま』だそうです。
ちなみに視力は、小学生のころから1.5だったのが、22歳になり2.0に視力がアップしたそうです。バトミントンは動体視力を使うイメージがありましたが、視力も良くなるんでしょうかね。
視力をよくしたい人は、バドミントンをはじめましょう。
エピソード2
世界選手権を辞退してインターハイに出場。
16歳ですでにワールドクラスの実力を持ち海外の大会でも優勝をしていた山口さんですが、高校3年時には、世界選手権を辞退し、インターハイに出場し、史上初の女子シングル3連覇と団体戦で3位に入りました。
勝山愛が強く、強豪校からの誘いを断り、勝山高校に入学しました。勝山高校に入った大義を果たすためにインターハイに出場したそうです。
それと強豪校の練習量の多さも嫌だったそうです。勝山高校は進学校なので7時間制であり、練習は2時間ほどしかできないそうです。
エピソード3
1年のフライト84本
マメな山口さんは、2019年のフライト記録を全てメモしており、全てを合算したところ、84回飛行機に乗り、総飛行時間は、286時間20分だったそうです。世界中の大会、23大会に出場しており、トップ選手になると交通費だけでとんでもないお金になりそうですね。
エピソード4
事前に相手を研究しない
高校時代の恩師によると、山口さんは、相手を見抜く力、観察する力がとてつもなく優れているらしく、適応が早いようです。その日の試合の中で相手の球出し、相手はここが弱いなどを把握して、勝負どころでは絶対に点数を取られないバドミントンをするそうです。
他にも山口さんはいろんな情報を自身のTwitterで流してくれているので、興味を持たれたかたは是非覗いてみてください。
藤稿