藤稿りさのオリンピックメダル予想局

ちょうどいいエピソードも集めてみました。

素根輝(柔道、女子78キロ超級)癒し系の小柄なミレニアム巨人

今回は、柔道の東京五輪内定第一号で、柔道界で最も金メダルに近い女と呼ばれる、素根輝さんについてご紹介いたします。

 

 

 

 

素根輝(Akira Sone )

 
 
 
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生年月日    2000年7月9日

出身地     福岡県久留米市 

出身校     田主丸中学校ー南筑高校ー環太平洋大学

家族構成    父、母、兄、双子兄、姉

座右の銘    3倍努力

憧れの柔道家  中村美里

 

 

人より3倍努力が座右の銘で、中学生の恩師が短期的には3倍努力できる人もいるけど、素根さんみたいに継続的に3倍努力しているのがすごいとおっしゃっていました。努力の天才なんですね。

 

現在は大学が近い岡山に兄と母と一緒に住んでいます。お兄さんは妹がオリンピックで金メダルを取るために自分の柔道競技人生は引退し、サポート役として妹の素根さんの練習相手になったり、柔道整復師の資格を生かしてマッサージをしているそうです。

 

妹のために移住するなんてなんて優しいお兄さんなんでしょう。

 
 
 
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きっかけ

 

父親、男兄弟が柔道に取り組んでいたことから、7歳の時に脩柔館で柔道をはじめたそうです。それまではピアノと水泳に取り組んでいたそうです。

 

 

学校が終わると柔道教室に通い、帰宅後は自宅の倉庫で四股踏み、腕立てなどのサーキットメニューという厳しいトレーニングを行なっていました。

 

その甲斐もあり小学校、中学校では日本一になり、強豪校からの誘いもありましたが、自宅から通える距離の学校がいいと南筑高校に通い、高校では個人戦団体戦で日本一に輝きました。大学は古賀稔彦さんが指導をしている岡山環太平洋大学に通っています。

 

競技成績

 

素根さんの競技成績は、挙げればきりがないほどですが、特に強調しておきたい成績は、高校2年次に全日本選抜柔道体重別選手権で21年ぶりの高校生女王になり、高校3年次には、金鷲旗高校柔道大会の決勝で1916年に大会が創設して以来のはじめの団体決勝戦5人抜きを達成、18歳という史上最年少でアジア大会優勝ですかね。

 

金鷲旗の決勝の対戦相手は現在52キロ級の世界王者阿部詩さんが先鋒で4人抜きをしてました。

 

 

2012年   全国小学校学選別柔道大会    優勝

2014年   全国中学柔道大会個人戦     優勝

2015年   全日本カデ体重別選手権大会   優勝

       世界カデ柔道選手権大会    優勝

       全国中学校柔道大会個人戦   優勝

       全国中学校柔道大会団体戦   優勝

2016年   全日本カデ体重別選手権     優勝

       全日本ジュニア柔道選手権   優勝

2017年   全国高校選手権個人戦      優勝

       全日本選抜柔道体重別選手権  優勝 

       金鷲旗高校柔道大会      優勝

       世界ジュニア柔道選手権    優勝

       世界選手権  団体      優勝

2018年   全日本選抜柔道体重別選手権   優勝

       金鷲旗高校柔道選手権     優勝

       アジア大会          優勝

       世界選手権団体        優勝

       グランドスラム・大阪     2位

       ワールドマスターズ      優勝

2019年   グランドスラム・パリ      3位

       全日本選抜柔道体重別選手権  優勝

       全日本女子柔道選手権大会   優勝

       優勝大会           3位 

       世界選手権          優勝

 

 

 オリンピックメダル予報   金メダル

 

金メダル        75%

銀メダル        10%

銅メダル        15%

 

素根さんのメダル予想は金メダルにしました。中学生の頃から怪物と呼ばれ、順調に成長を遂げた素根さんにライバルはいません。国際大会よりも国内選考大会の方がレベルが高い今の78キロ超級においてメダルは確実です。162センチと78キロ超級では小柄な選手ですが、得意の背負い投げは大きな選手には有利に働き、練習で培ったスタミナ力は世界一といわれ、死角が見つかりません。

 

 

ライバル

イダリス・オルティスキューバ)メダル予想  銀メダル
 
 
 
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北京で銅、ロンドンで金、リオデジャネイロで銀メダルを取った選手で1番実績のある選手です。素根さんとは1勝3敗で最初に反則勝ちをしていますが、それ以降は3連敗をしています。テレビ番組でオテンキのノリさんと柔道対決をしましたが、判定負けを喫しています

 

 

 エピソード1

友達のお弁当を食べる。
 
 
 
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平日は朝練習を1時間、放課後の練習を3時間、帰宅後の練習を2時間をこなす超ストイックな素根さんは、焼肉に行くと10人前を食べ、全日本柔道女子選手権(歴代2位の若さで優勝)前夜にローストビーフ食べ放題に行くほど食べ物が大好きな素根さんですが、高校の時は友達の弁当によく手を出していたそうです。

 

エピソード2

食べたことのないものは兄や阿部詩に毒味をさせる。
 
 
 
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代表合宿や遠征で海外に訪れる際には、食べたことのないものは決して口にはせずに、魚やフルーツなど生もの以外も中の良い52キロ女王の阿部詩や兄に必ず試食してもらってから食べるそうです。

 

ちなみ海外遠征時には大好物の駄菓子が必需品になっており、一口サラミおやつカルパスが大好きだそうです。

 

エピソード3

山下泰裕先生から指導
 
 
 
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ロサンゼルス五輪金メダルをとり、203連勝という柔道のギネス記録を持つ山下泰裕さんはは選手に対して直接アドバイスをすることは基本的にはしない人で有名らしいのですが、素根さんは長身選手に対する組み手の指導を受けたことがあります。山下先生によると「どうしても気持ちを抑えきれなかった」ということです。

 

 

エピソード4

朝比奈事変

この事件は2018年全日本女子柔道選手権大会で起きた、伝説の前日記者会見での出来事です。この大会前の試合で初めて素根選手に敗れた朝比奈沙羅さんは、前日記者会見で「去年優勝してから国内の78キロ超級を引っ張ってきたのは自分だと思っています。初出場の選手を優勝させるわけにはいかない。素根選手は才能のある選手ですが東京五輪はまだ早い。いつか花開くと思うが、今はここで出た芽を摘むつもりです。」とプロレスラーを彷彿される口撃をし、記者会見場はただならぬ雰囲気になりました。試合は素根さんが延長戦の末に勝ちましたが、柔道ファンには語り継がれる記者会見です。

 

エピソード5

温泉音痴

中学2年生のころ個人戦の前に「腰が痛い」と言ってきたそうで、顧問の先生は温泉に連れて行ったそうです。しかし、その日温泉の設備が不調で温泉を汲むことができず、普通のお湯で営業をしていましたそうなんですが、それを知らずに、お風呂から出てきた素根さんは「先生すごく温泉よかったです」と言って出てきたそうです。

 

もちろん次の日は優勝しました。

 

ご愛読ありがとうございます。