森ひかる(トランポリン)乃木坂46高山一実似の五輪メダル候補。忍者ガール
今回は2019年トランポリン世界選手権を優勝した森ひかるさんをご紹介します。
森ひかる(Mori Hikaru)
生年月日 1999年7月7日
出身 東京都
出身校 扇小学校ー江北中学校ー足立新田高校ー金沢学院高等学校ー
金沢学院大学スポーツ健康学科
家族構成 父、母、双子の兄、ジャンプ(トイプードル)
性格 負けず嫌い
好きな歌 アラジン(ヘキサゴン)の陽はまた昇る
世界ランキング 3位 、「2020/01/23現在」
七夕生まれで輝く星からひかるという名前になったそうです、双子の兄がいて、兄もトランポリン競技をしているそうです、愛犬の名前もジャンプなどトランポリン一家なのが伺えます。
きっかけ
4歳のとき地元足立区のイトーヨーカドー屋上にあった7分200円のトランポリンで遊んでいたのをきっかけに兄たちと一緒にトランポリン教室に通い始めたそうです。体格の差から兄たちの方が上手だったが、持ち前の負けず嫌いで食らいつきトランポリンが上達していったそうです。
2013年に14歳という史上最年少の若さで全日本選手権を優勝するも、年齢制限により2016年リオ五輪に参加できませんでした。東京オリンピックを目指すべく、高校1年時に日本一競技人口が多くトランポリン王国と呼ばれる石川県に母と一緒にトランポリン留学をし、2019年世界選手権で日本勢男女通じて初の優勝を果たし、東京五輪出場を決めました。
東京オリンピックメダル予想 4位
金メダル 10%
銀メダル 25%
銅メダル 30%
2019年世界選手権で優勝した森さんのメダル予想は4位しました。森さんといえば、高さを示す跳躍時間点、横移動の少なさを示す移動点が世界トップクラスであり、どの試合でも安定して高得点をとっていますが、技の難易度の点数Dスコアが低く、これまでメダル争いに一歩後退していましたが、2019年秋に中学3年生以来となる大技トリフィス(前方3回宙返り2分の1ひねり)を2本入れる高難度構成を解禁し、9月のロシアワールドカップで2位、10月のスペインワールドで3位、12月世界選手権1位とメダルラッシュをしてきました。ただ、他のメダル候補が不調や骨折明けで好成績を残せた可能性もあることとこれまで日本人選手は世界選手権10大会中8大会でメダルを獲得してきましたが、オリンピックでは1個もメダルをとることができていないことから4位予想にしました。
成績
2011年 世界選手権11歳〜12歳の部 1位
2013年 全日本選手権 1位
2017年 世界選手権 準決勝敗退
2018年 世界選手権 5位
2019年9月 ワールドカップ、ロシア 2位
2019年10月 ワールドカップ、スペイン 3位
2019年12月 世界選手権 1位
ライバル
劉霊玲(中国)メダル予想 金
劉さんは世界ランキング1位で、 2019年2月のワールドカップアゼルバイジャンで1位、10月のワールドカップスペインで1位をとっている選手です。実力はナンバーワンで演技点と跳躍時間点が高い選手ですが、ここぞという大会で弱く、2018年世界選手権では4位、2019年世界選手権予選敗退という結果を残しています。
ロージーマクレナン(カナダ) メダル予想 銀
言わずと知れた女子トランポリン界の伝説ロージーマクレナン、ロンドン五輪、リオ五輪で2大会連続の金メダルを獲得しています。2019年シーズンの世界ランキングは12位でしたが、これは実力が落ちてきたということではなく、怪我の影響によるランキングの低さです。
2018年世界選手権で優勝してますし、骨折明けで調整中の2019年世界選手権でも3位に入っています。オリンピック3連覇を見たいところですが若手の台頭に期待して銀メダル予想にしました。
朱雪瑩(中国)メダル予想 銅
朱さんは、現在世界ランキング2位で2018年世界選手権2位、ワールドカップベラルーシで1位、ワールドカップスペインで2位をとっている選手です。この選手も実力は森さんより上ですが、ムラがあるため銅メダル予想としました。この選手が失敗するようなことがあると森さんにメダルが見えてきます。
オリンピックの日程とトランポリンのルール
トランポリンは1日で予選、決勝が行われます。初めて見る方も飽きずに見ることができると思います
日時:7月31日(金)13:00〜15:25
・女子予選
・女子決勝
・女子表彰式
トランポリンルール
オリンピック予選は、第1自由演技および第2自由演技の合計で争う。第1自由演技は、ルールで定められた特別要求を含む10種目の技を構成し演技を行う。第2自由演技は、任意の10種目で演技する。上位8人が決勝に進み、予選の得点はリセットされ、全員が横一線で勝負することになる。
採点基準は、演技の美しさ(Eスコア)、技の難しさ(Dスコア)、高さ (滞空時間) の跳躍時間点(Tスコア)、どれだけ横にぶれずに跳んだかを評価する移動点 (Hスコア)の4項目で、この合計点を争う。決められた時間内に演技を開始しなかったり、コーチが演技中に声を掛けたりするとペナルティ(減点)となる。演技開始は予備ジャンプで徐々に高さを上げ、1種目目を行ってから連続で10種目を行い、着地して終了する。技を連続で決められなかったり、ベッド以外に身体が触れたり、ベッド外に落下したりすると演技はそこで終了となる。
跳躍や宙返りの空中姿勢には、タック(抱え型)、パイク(屈伸型)、レイアウトあるいはストレート(伸身型)の基本的な3種類があり、これに回転数やひねりを加えることで技の難易度が上がり、Dスコアがプラスされる。引用:Olympic channel
◎注目ポイント
○ 姿勢
跳躍や宙返りの空中姿勢には、タック(抱え型)、パイク(屈身型)、レイアウトあるいはストレート(伸身型)の3種類があります。これをベースに回転数やひねりを加えたものが技となり、回転数が増えるほど高難度になっていきます。
○ ジャンプの高さ
トップ選手になると、ジャンプの最高到達点は8mにも。長い滞空時間の中で、次々と高難度のアクロバティックな技を繰り出します。競技時間はわずか20秒ほどなので、一瞬も目を離すことはできません。
○ 正確さ
美しい空中姿勢はもちろん、跳躍ごとに目印として中心部に描かれた赤い十字マーク付近に、いかに正確に着地できるかも重要です。少しでもずれると、次の跳躍で高さが出ないため、技の完成度が大きくダウン。また、中心部から外れて着地すると減点の対象にもなります。
○ 決勝での一発逆転も
決勝では予選の得点は加算されず、決勝演技のみのポイントで競われるため、予選下位通過の選手でも、一発逆転の可能性があります。最後の1人まで優勝の行方が分からないので、ハラハラドキドキの展開が楽しめます。
引用:job.panaso2020.jp
エピソード1
泳げない、金槌
森さんは、泳げないそうで、トランポリン以外のスポーツは得意ではないそうです。得意なスポーツは『短距離系か跳ぶ系』と答えていました。
走り幅跳びってことですかね。
エピソード2
リオ五輪柔道金、大野将平さんと合同練習
森さんは、オリンピックの心構え、他競技から何か得るのではないかと、柔道の大野選手、五輪6大会連続出場の飛び込みの寺内選手など多種多様な5競技の選手とともにグアム合宿に参加しました。
他の人の練習メニューをしたり、大野さんの練習に向き合う姿をみて大いに刺激を受けたようでした。そして食事の場でも大野さんの帝王学や寺内さんが「未だに代表は緊張する」いうことを聞き、驚いておりました。
たくさんのスポーツレジェンドから聞いた言葉は聞くか聞かないかで安心感が違うのでオリンピックにむけたいい準備ができたのではないでしょうか。
エピソード3
天真爛漫
森選手といえば、笑顔がチャーミングでいつも笑っているイメージですが、イメージそのままに成人式に一緒に参加した友達によると、「仕事で嫌なことがあっても森さんと一緒にいると、どうでもよくなる。」ということでした。接する人誰しもが幸せな気持ちになれる森さんは素敵です。
エピソード4
10歳のときに指が動かなくほどの骨折
10歳の頃練習中に左腕を骨折してしまいました。思ったより回転しすぎてしまい着地に失敗して腕が反対側に曲がり骨が粉々になったそうです。折れた時に神経を挟んでしまったため指が3本動かなくなり、もし神経が切れていたら指が動かなくなっていたということです。
2ヶ月後に大会に参加したそうなんですが、怪我をした時の恐怖感が蘇り試合前に会場を逃げだしてしまいましたが、母が「今後の人生を考えても逃げて終わるのはよくない。ダメでもいいからやってきなさい」と娘を奮い立たせ、森さんはまた会場に戻りトランポリンの演技をし、復活を遂げました。
何か辛いことがあるとこのとき頑張れたから、頑張れると自分に言い聞かせているそうで、トランポリン人生の大きなターニングポイントだったと森さんがおっしゃっていました。
エピソード5
土踏まずがない。
トランポリンあるあるなんだそうですが、ジャンプする筋肉がつきすぎていて足の裏は真っ平になっていて土踏まずがなくなるそうです、またトランポリンは約7メートルくらい飛び1回の着地ごとに1トンの負荷がかかるのでかかとが硬くなりボロボロになるそうです。質感は象の肌みたいになり、人間の質感ではなくなるそうです。